物書きの幸せ2011年04月01日 09時51分34秒

歴史物を書きながら、アカデミズムの場に身をおかない庵主は非常に中途半端な存在である。これが歴史小説や歴史味のビジネス指南書などを書ける人は「売れてナンボ」等の目標をかざしやすくていいのだが。あるいは学際的研究の道を邁進するのであれば、自身の論文発表数、他論文への引用数がひとつのメジャーとなるだろう。平素、庵主は論の是非よりも肯定的にせよ批判的にせよ他者から取り上げられる研究にこそ「敬意」を表したいと思っている。
そこで、「あとがき」等に「本書が叩き台になってさらなる研究の発展に寄与すれば望外の喜び」などと書く方は多いのではないだろうか。まあ、謙虚そうに見えて、「研究のために利用して欲しい」=「評価して欲しい」という思いもこめられていよう。庵主もそうである。
で、その「望外の喜び」に昨日、書店で出くわした。自分が旧作(といっても2008年発行だけど)で中途半端に切り上げた叙述から、さらにその先へ進展させた論考を読んだ。もちろん購入させていただいた。
ネットではすぐにコメントをつけたり、フォローしたりできる。紙の媒体はその機会が少ない。庵主にとっては、めったにあることではないが、でも、実際に起こるのだなあ。
白峰旬先生、ありがとうございました。

新「関ヶ原合戦」論—定説を履す史上最大の戦いの真実

岡本太郎展2011年04月08日 23時57分08秒

Wさんと待ち合わせ、竹橋の東京国立近代博物館に行く。アクアで桜を眺めながらランチをとった後、開催中の「岡本太郎展」を見る。
会場では、なつかしい「芸術は爆発だ」のCMなどを見ることができた。
Wさんは太郎ファン。グッズばかり一万円近くも購入。ふたりでトライした岡本太郎アートピースコレクション(ガシャポン)も合わせて全8種類中6種類をゲット。太郎にエネルギーをもらって帰宅。

海洋堂のアートピースコレクションも人気。

どうやらやる方向で2011年04月15日 20時30分56秒

米沢のU氏から電話。前にお話ししたのは震災の三日前だった。その後、いただいたお話は中止か日延べであろう、と考えていたが、今朝方の電話では、どうやらやる方向らしい。さすがに派手なことはできないが、とおっしゃっていた。風評被害も出る中、切り出しにくそうに、再度日程の確認をして来られたので、「承知しました」と回答。
いずれにせよ、準備何もしておらない。

小石川・神保町散歩2011年04月20日 23時44分52秒

Yさんと前回時間がおしてて行けなかった小石川植物園へ行く。¥330で都会のオアシス、自然を満喫できる空間を一日中楽しむことができる。残念ながら、和製ヴンダーカンマー「小石川分館」は震災の影響で28日まで閉館だったので、再訪はかなわなかったけど。



植物園を満喫したあと、神保町のボンディでカレー第二弾。竹橋の岡本太郎展へ。庵主は再訪。


ふたたび神保町へ移動して、これも前回閉まっていた美術倶楽部ひぐらしを訪ねる。「路地裏のアリス展」をやっているのを前日ブログでチェックしていたのだ。
【会期】 
2011年4月18日(月)〜5月8日(日)  
【参加店舗】 
・美術倶楽部ひぐらし 
・SPINギャラリー 
・古書たなごころ 
・+cafe Flug (カフェフルーク)

店のスタッフの方にいろいろ金子作品についてお話しをうかがった。アブナイ絵に喜ぶYさん。「そういうのがお好きなんですね?」と言うスタッフ。汗だくの庵主。
美術倶楽部ひぐらしの内部。おみやげに絵はがきを購入。

写真と腹案を送る2011年04月25日 23時43分22秒

U氏から手紙が来ており、写真だのプロフィールだのを送れとあったので、締切ぎりぎりだったが、MacのPhoto Boothでセルフポートレイトを撮る。部屋の中につるさがっている洗濯物やら子供の落書きやら背景に雑多なものが写り過ぎる。しかし、Photo Boothはこういう時、デジカメよりも便利だ。
依頼内容をしたためたメールに写真を添付して送信。