見本誌が送られてきた【kabuki2】 ― 2008年06月02日 20時09分51秒

戦国闘将伝の一冊『前田慶次 天下一の傾奇者』(PHP研究所発行)の見本が送られてきた。
まあ、この内容で500円というのはなかなかリーズナブルではないか、と思う。
冒頭にマンガを持ってくるあたり、若い読者を想定した構成になっている。
さしあたり、同時発売された『直江兼続』のほうも気になる。
まあ、この内容で500円というのはなかなかリーズナブルではないか、と思う。
冒頭にマンガを持ってくるあたり、若い読者を想定した構成になっている。
さしあたり、同時発売された『直江兼続』のほうも気になる。
最近購入した本 ― 2008年06月09日 12時17分25秒
『伊達政宗の研究』小林清治著、吉川弘文館
『上杉氏分限帳』高志書院
『新編上杉謙信のすべて』新人物往来社
『贈答と宴会の中世』盛本昌広著、吉川弘文館
『中世の東海道をゆく』榎原雅治著、中央公論新社
『戦国の合戦』小和田哲男著、学研
『戦国史の怪しい人たち』鈴木眞哉著、平凡社
『軍需物資から見た戦国合戦』盛本昌広著、洋泉社
『戦国武将からの手紙』吉本健二著、学研
『しきたりの日本文化』神崎宣武著、角川書店
『曹操残夢』陳舜臣著、中央公論新社
『消え去ったアルベルチーヌ』プルースト著、光文社
『上杉氏分限帳』高志書院
『新編上杉謙信のすべて』新人物往来社
『贈答と宴会の中世』盛本昌広著、吉川弘文館
『中世の東海道をゆく』榎原雅治著、中央公論新社
『戦国の合戦』小和田哲男著、学研
『戦国史の怪しい人たち』鈴木眞哉著、平凡社
『軍需物資から見た戦国合戦』盛本昌広著、洋泉社
『戦国武将からの手紙』吉本健二著、学研
『しきたりの日本文化』神崎宣武著、角川書店
『曹操残夢』陳舜臣著、中央公論新社
『消え去ったアルベルチーヌ』プルースト著、光文社
静嘉堂の名刀—伝えられたもののふの心— ― 2008年06月14日 21時13分45秒
静嘉堂文庫の「静嘉堂の名刀—伝えられたもののふの心—」を観に、二子玉川へ。目当ては、直江兼続所用「長船兼光」。兼続所持の刀剣は珍しい。昨年、米沢上杉博物館の「直江兼続展」におても刀剣の展示はなかった。
「長船兼光」は南北朝時代の三尺余りの太刀を磨り上げたもの。秀吉から拝領されたものらしく、兼続没後に妻おせんの方が上杉家へ献上したため、「後家兼光」と呼ばれている。明治期に上杉家が土佐山内家に贈る際、蒔絵の鞘を新調した。華美な鞘とは対照的に、刀自体はそっけない印象を持った。
興味深かったのは、斎藤利宗所用「海部泰吉脇指」。利宗は、本能寺の変の首謀者と目される斎藤利光の長男で、信長襲撃にも参加。この脇差は斎藤氏と土佐長宗我部氏の関係をうかがわせる阿波の刀工によるもの。
静嘉堂文庫といえば、「曜変天目茶碗」が念頭にあるので、同茶碗をあしらった絵はがきと一筆箋を購入。
〈主な展示作品〉
山城了戒太刀(駿河大納言徳川忠長所用)鎌倉時代 13世紀
重美 相州行光太刀(家康より佐竹家重臣・渋江政光が拝領)鎌倉時代 14世紀
重文 伯耆安綱太刀(保科家伝来)平安時代 10世紀
重文 古備前高綱太刀(信長より滝川一益が拝領)鎌倉時代 12〜13世紀
一文字守利太刀(姫路新田藩・本多平八郎忠為所用)鎌倉時代 13世紀
長船兼光刀(直江兼続所用、上杉家伝来)南北朝時代 14世紀
海部泰吉脇指(加藤清正家臣・斎藤利宗所用)室町時代・永正14年(1517)
重文 名物日置安吉短刀(岡山藩家老・日置豊前守忠俊所用)南北朝時代 14世紀
三池光世太刀(島津家重臣・新納忠元所用)鎌倉時代 13〜14世紀
堀川国広刀(下野喜連川家伝来)桃山時代 16〜17世紀
出羽大掾国路刀(唐津小笠原家伝来)桃山時代 16〜17世紀
重美 山浦清麿刀(黒田清隆旧蔵)江戸時代・弘化4年(1847)
初代肥前国忠吉刀(対馬府中藩宗家伝来)桃山時代 17世紀
奈良利寿作 亀乗寿老図鐔
「長船兼光」は南北朝時代の三尺余りの太刀を磨り上げたもの。秀吉から拝領されたものらしく、兼続没後に妻おせんの方が上杉家へ献上したため、「後家兼光」と呼ばれている。明治期に上杉家が土佐山内家に贈る際、蒔絵の鞘を新調した。華美な鞘とは対照的に、刀自体はそっけない印象を持った。
興味深かったのは、斎藤利宗所用「海部泰吉脇指」。利宗は、本能寺の変の首謀者と目される斎藤利光の長男で、信長襲撃にも参加。この脇差は斎藤氏と土佐長宗我部氏の関係をうかがわせる阿波の刀工によるもの。
静嘉堂文庫といえば、「曜変天目茶碗」が念頭にあるので、同茶碗をあしらった絵はがきと一筆箋を購入。
〈主な展示作品〉
山城了戒太刀(駿河大納言徳川忠長所用)鎌倉時代 13世紀
重美 相州行光太刀(家康より佐竹家重臣・渋江政光が拝領)鎌倉時代 14世紀
重文 伯耆安綱太刀(保科家伝来)平安時代 10世紀
重文 古備前高綱太刀(信長より滝川一益が拝領)鎌倉時代 12〜13世紀
一文字守利太刀(姫路新田藩・本多平八郎忠為所用)鎌倉時代 13世紀
長船兼光刀(直江兼続所用、上杉家伝来)南北朝時代 14世紀
海部泰吉脇指(加藤清正家臣・斎藤利宗所用)室町時代・永正14年(1517)
重文 名物日置安吉短刀(岡山藩家老・日置豊前守忠俊所用)南北朝時代 14世紀
三池光世太刀(島津家重臣・新納忠元所用)鎌倉時代 13〜14世紀
堀川国広刀(下野喜連川家伝来)桃山時代 16〜17世紀
出羽大掾国路刀(唐津小笠原家伝来)桃山時代 16〜17世紀
重美 山浦清麿刀(黒田清隆旧蔵)江戸時代・弘化4年(1847)
初代肥前国忠吉刀(対馬府中藩宗家伝来)桃山時代 17世紀
奈良利寿作 亀乗寿老図鐔
痛みが美に変わる時〜画家松井冬子の世界〜 ― 2008年06月21日 12時47分10秒

ETV特集の再放送「痛みが美に変わる時〜画家松井冬子の世界〜」を視聴。気鋭の画家・松井冬子の創作現場に初めて密着取材を敢行したドキュメンタリーで、本放送の時にも見たのだが、よほど反響があったのだろう、ほどなく深夜のETVセレクションに再登場することになった。彼女のファンである友人Yさんにも「再放送やるよ」と予告しておいて、夜中に「美人だ〜」などとメール交換しながら視聴。当然、録画。
おかげで今朝はやや寝不足である。
他人の創作現場を見ることには非常に関心があり、ピークに達するとたいていはカメラをストップさせられてしまうのだが、ピークに達するまでと、その直後を目にするだけでもためになる。何のためになるのか、というと、庵主の仕事への意欲に関して、刺激になるのだ。
庵主は、著名人の講演よりも、こうしたドキュメント手法で当人に迫ったもののほうが好きなようだ。
そして、締切が迫りつつある記事2本をとりあえず形にしなければならず、これを打ったら、さっさと気持ちを切り替えなければならない状況なのである。
おかげで今朝はやや寝不足である。
他人の創作現場を見ることには非常に関心があり、ピークに達するとたいていはカメラをストップさせられてしまうのだが、ピークに達するまでと、その直後を目にするだけでもためになる。何のためになるのか、というと、庵主の仕事への意欲に関して、刺激になるのだ。
庵主は、著名人の講演よりも、こうしたドキュメント手法で当人に迫ったもののほうが好きなようだ。
そして、締切が迫りつつある記事2本をとりあえず形にしなければならず、これを打ったら、さっさと気持ちを切り替えなければならない状況なのである。
本を読んでいてドキッとする ― 2008年06月23日 00時31分56秒
何がドキッとするかというと、他人の本を読んでいて、自分の名前に出くわすことである。照れくさいような、著者がどんなことを書いているかのかコワイような複雑な気分である。
同時に、あの頃のあんなマイナーな記事を読んでくれていたのか、と驚いたりする。
中井英夫は言った、「小説は天帝に捧げる果物、一行でも腐っていてはならない」
庵主が手がけるような仕事の場合はどうか。小説ではなくとも、腐爛させないような内容であれかしと、自戒する。
同時に、あの頃のあんなマイナーな記事を読んでくれていたのか、と驚いたりする。
中井英夫は言った、「小説は天帝に捧げる果物、一行でも腐っていてはならない」
庵主が手がけるような仕事の場合はどうか。小説ではなくとも、腐爛させないような内容であれかしと、自戒する。
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